「この人を救いたい」と思いながらも方法が分からずに苦しんでいるあなたへ

治ったけど別な

治ったけど別な

その症状は無くなったけど、別なところが出てきた。
治ったけど別な
そんな事例の紹介です。

「変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)」
(※膝の関節が変形に伴い、立つ、歩く、座るなどの
動作が大変になるもの。

またそれが原因で痛みが出ると考えられているもの)
という診断を受けた方がいました。

その方は

”膝の痛みを何とか無くしたい”

という強い希望を持っていました。

そして主治医に相談したところ、
膝を人工関節にする手術を勧められました。

手術に関してリスクの説明もあり、迷ったそうですが、
痛みを何とかしたいという希望が強く、その方は
手術を選択され、私は担当を離れました。

ーーー

数か月後その方と偶然お会いしました。
お元気そうで、歩くのも楽そうです。

「良かったですね」

と私が声を掛けると、

「それが、、」

とその方の表情が曇りました。

「今度は膝が曲がらなくて困る」

というのです。

今まで痛くても出来ていた動作が手術後に全然
出来なくなって困っているそうなのです。

何とも難しいケースです。
事前のリスク説明でも、膝の動きがある程度
制限されることは知らされていましたし、
私もその事は説明をしたことがあります。

しかし、痛みを取りたい、という希望が
強かったのでその方は手術を選択したわけです。
希望通り、痛みは取れたけど、今度は
出来ない動作が気になってしまい、

その方は

「やっぱり手術はしなければよかった」

と仰っていました。

ーーー

このようなケースは治ったと言えるのか、、
本当にその方が望んでいたことは何だったのか、
今でも考えさせられる事例です。

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