夜の訪問治療
2013.10.04
カテゴリ:ブログ
夜の訪問治療
自宅でそろそろ夕飯を、という頃。
Oさん(80代女性)から電話がきました。
「センセ~、下痢と吐き気が止まりません。
今から来ていただけますか?」
地面の底から聞こえて来るような声で、
具合が悪いのがすぐにわかりました。
Oさん宅はいわゆる「老老介護」
認知症のご主人をOさんが介護されています。
Oさんが動けなければ、家の中のことをする
人がいません。
Oさんは、体質的に鍼灸が合うようで、
施術の後は元気になられることが多いです。
私は飲もうと思っていたビールをしまって(笑)
Oさん宅へ向かいました。
ーーー
施術を終えると「多少落ち着いた」というOさん。
大抵、効果が出るのは少し後です。
下痢と吐き気、という症状は感染症に多く
みられます。
念の為に後ほど往診専門のドクターの診察も
受けてもらうことにしました。
ーーー
次の日にOさん宅へ伺うと、まだ弱々しさが
残るものの
「センセ~、あの後ラクになりました~」
と笑顔が見られました。
以上、ある日の訪問治療の一コマでした。