小麦が統合失調症を増やす
2014.12.20
カテゴリ：ブログ
小麦が統合失調症を増やす
精神科医のF・カーティス・ドーハン博士が
統合失調症と小麦の関連について研究を
初めて行いました。
博士は第二次世界大戦中、
フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、
カナダ、アメリカで統合失調症による
入院患者が減った理由を
大戦中の食糧不足からパン不足が起きたため、
と考えました。
そして実際に終戦と共に小麦の消費量が
回復すると統合失調症の入院数も増えました。
ーーー
また、ニューギニアには石器時代からの
生活様式を保った狩猟採取民族がいるそうですが
その民族の統合失調症患者は
住民６万５千人中、２人。
西洋の食生活が浸透し小麦食品が作られ、
ビール、トウモロコシが持ち込まれると
統合失調症の発症は
６５倍
に上昇したそうです。
ーーー
また博士は、統合失調症で入院している
患者の食事から小麦食品を除去する実験
も行いました。
すると、４週間ほど小麦を摂らなかった
患者は、統合失調症の特徴的な症状が
減りました。
そこでまた、小麦食品を入れたところ、
症状は元に戻りました。
これは何度か繰り返して見られたようです。
